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お知らせ

1月8、15日『わたしの図書室』浅田次郎の作品「姫椿」を羽佐間道夫が朗読!

 

浅田次郎の不思議ワールドへようこそ!

借金に苦しみ、死を決意した不動産屋の社長が、ふと足を踏み入れた懐かしい街角。そこには、あの日と同じ「姫椿」の花が咲いていた。

 

 ラジオ日本「わたしの図書室」では1月8日と15日の2週にわたり、浅田次郎の「姫椿」を紹介。バブルが崩壊し、人々が不況にあえいでいたころ。絶望の中で、貧しくても愛と夢に満ちていた昔の自分と出会った男の物語。声優・羽佐間道夫がぬくもりあふれる朗読を聞かせる。

 

【浅田次郎の「姫椿」】

 主人公は、バブル崩壊後の不況で、不動産会社の経営に行き詰った中年男・高木。多額の負債を抱え、銀行からも見放されてしまう。万策は尽きた。高木は家族を守るため、自分に高額の生命保険をかけ、ある夜、自殺を決意する。そして、乗り込んだタクシーで、死に場所と決めたホテルに向かう途中、偶然、ある町を訪れる。見覚えのある古い銭湯。あ、オヤジもいる。垣根の花はなんだっけ? そう、これは姫椿! そこは、高木がすっかり忘れていた、妻との思い出の場所だった……。

 

【浅田次郎の人生と作品】

 人情ものの短編小説、独特のファンタジー、そして時代劇や大河小説……。浅田次郎の作品は、ジャンルの多彩さと、懸命に生きる人々へのあたたかい目線、巧みなストーリーテリングが魅力で、愛読者の心を常に放さない。

幼いころからとにかく本が大好きで、「自分で書いたらもっと面白いだろう」と中学時代には小説家を目指すようになった。一方で、体を使うことも得意で、高校卒業後は陸上自衛隊に入隊。その後、1991年、39歳の時、作家デビュー。1995年には「地下鉄に乗って」で吉川英治文学新人賞、その2年後に短編集「鉄道員」で直木賞を受賞する。

自衛隊を舞台にした「歩兵の本領」や、幼いころ、父親に見捨てられた過去がある中年男の物語「角筈にて」など、自分の体験をもとにした作品も多い。また、「鉄道員」「うらぼんえ」「椿山課長の七日間」など、この世とあの世が交錯する不思議な世界観も特徴のひとつ。「壬生義士伝」をはじめ、「大名倒産」「柘榴坂の仇討」などの時代劇も多い。ライフワークは「蒼穹の昴」シリーズ。清朝末期の中国を描いたこの歴史超大作が、今年、ついに完結を迎えることになり、いま、巷の話題をさらっている。


 

【放送内容】

1月8日・15日(木)23:30~00:00

朗読作品:浅田次郎「姫椿」

朗読:声優・羽佐間道夫

 

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