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番組から

『わたしの図書室』10月16日、23日放送!秋深き隣は何をする人ぞ……旅館の隣室に、たとえばこんな迷惑な夫婦が居合わせたら……。「夫婦善哉」の織田作之助が放つ、関西流ユーモア小説「秋深き」

ラジオ日本「わたしの図書室」では10月16日・23日の2週にわたり、織田作之助の短編小説「秋深き」を紹介する。何かと干渉してくる隣室の夫婦に、静かな温泉療養を目的に旅してきた主人公は大迷惑。この夫婦が繰り広げる“ドタバタ喜劇”は、主人公にとってはまったくの“悲劇”でしかない! 朗読は、大物声優・羽佐間道夫。

 

【「秋深き」ものがたり】

秋も深まるある日。胸の病を癒すため、人里離れた温泉地をひとり訪れた男。たどり着いたのは、さびれた温泉宿。通されたのは、体に悪そうな風通しの悪い部屋だった。翌日、男は隣の部屋に泊まっている夫婦と出会う。小柄で貧相な夫と、驚くほど背の高い姉さん女房。強引に誘われて、男は断り切れず夫婦の部屋を訪ねていく。

会話の中で、男の病気のことを知った夫は、急に「肺の病気には石油を飲みなはれ」と妙なことを執拗に勧めてくる。そしてついに、少量の石油を買ってきて「さあ、一息にぱっと飲みなはれ」と迫る。さて、困った! こんな夫婦と隣り合わせたばっかりに、いやはや大迷惑!

 

【織田作之助の人と作品】

“オダサク”の愛称で親しまれた織田作之助は、1913年(大正2年)、大阪で生まれた。1938年(昭和13年)、自伝的小説「雨」を発表して注目される。その後、「俗臭」「夫婦善哉」「天衣無縫」などを発表。終戦の翌年には、大阪を舞台に描いた「世相」が人気に。終生、大阪にこだわり、大阪弁で市井の人々を描き続けたオダサクは、太宰治、坂口安吾らと並んで“無頼派”と呼ばれた。1947年(昭和22年)、33歳で死去。

 

【放送内容】

10月16日(木)・23日(木)23:30~0:00

朗読作品:織田作之助「秋深き」

朗読:羽佐間道夫(声優)

 

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