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『わたしの図書室』9月11、18日放送!川端康成から「心の無二の親友」と呼ばれた作家・横光利一の短編「睡蓮」を朗読。

川端康成から「心の無二の親友」と呼ばれた作家・横光利一の短編「睡蓮」を朗読。たとえ泥の中でも美しく咲く睡蓮のように、清らかに、凛と生きた若き隣人の姿を描く。

 

ラジオ日本「わたしの図書室」では9月11日(木)と18日(木)の放送で、横光利一の短編「睡蓮」と掌編小説「美しい家」を朗読する。どちらも「家」をテーマにした物語。読み手は、日本テレビ・アナウンサーの井田由美。

 

【新感覚派の登場】

大正末期~昭和初期の文壇に彗星のごとく現れた一群の若き作家たち。“新感覚派”と呼ばれた彼らをリードしたのは、横光利一と川端康成だった。従来の型にはまらず、“感覚”をぶつける斬新な手法は、一部で奇をてらった若者たちの暴走のように受け止められる一方、文学を志す若者たちからの絶大なる支持を得た。

 

【「睡蓮」はこんな話】

東京・下北沢に家を建てた主人公の「私」は、近所を仲睦まじく散歩する若い夫婦に好意を抱く。夫は地味な勤めだが評判の好男子。やがて隣家に越してきたこの夫婦に、「私」は一種の特別な光を感じる。しかし、そんな時、夫の突然の訃報が「私」を驚かす。そして、遺稿となった一冊の歌集の清廉さに胸を打たれるのだった……。作品の後半には、この隣人が詠んだ和歌が15首登場し、独特の抒情を添えている。

 

【横光利一の一生】

横光利一は1898年(明治31年)生まれ。早稲田大学入学後、新人作家の登竜門「文章世界」に投稿・入選。その後、菊池寛に認められ、師事する。また、その頃、生涯の友となる川端康成と出会う。

25歳の時、「蠅」「日輪」を発表。翌年、川端、今東光らと「文藝時代」を創刊する。その後も新感覚派の旗手として、病死した妻をモデルにした「春は馬車に乗って」、工場で働く男たちの心理を描いた「機械」などを次々に発表。志賀直哉と共に「小説の神様」と呼ばれた。

1947年(昭和22年)、横光利一は突然の病により49歳で亡くなるが、葬儀では菊池寛、川端康成らが弔辞を読み、川端は横光を「心の無二の親友」と述べ、その死を悼んだ。

 

【放送内容】 

9月11日(木)・18日(木)23:30~00:00

横光利一作「睡蓮」「美しい家」

朗読:井田由美(日本テレビ・アナウンサー)

 

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