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お知らせ

【番組終了 放送はradikoタイムフリーで】「わたしの図書室」では、17日から2週に渡り、今年2月28日、93歳でこの世を去った作家・曽野綾子を偲んで、小説「白いスニーカー」を朗読!

書いて、書いて、書いて…とにかく書き続けた作家・曽野綾子

 

運命に翻弄され、なかなか思う通りにはならないけれど、その中でひたむきに生きる女性の姿を描き出す。

 

敬虔なキリスト教の倫理観をベースに、社会問題や人間の欲望に深く切り込んだ小説を数多く残した作家・曽野綾子。小説のためなら、山奥や土木現場など、どんなところにも出向くリサーチ力は、彼女の作品の底力だ。今回、取り上げる「白いスニーカー」は1999年に出版された「二十三階の夜」という短編集に収められた作品。この物語も、取材で繰り返し訪れたダム工事現場付近の宿が舞台になっている。朗読は日本テレビアナウンサー・井田由美。

 

【曽野綾子は苦労人?】

1931年(昭和6年)、東京で生まれた曽野綾子は、幼稚園から大学まで、カソリックの聖心女子学院に通った。そんな経歴から、24歳で「遠来の客たち」で作家デビューした当時は、「お嬢様作家」などと呼ばれたが、「自分らしくないほどいい評判をもらった」と開き直っていたようだ。実際、不仲の両親の間で心を痛めながら過ごした少女時代を思うと、「私は苦労人」と自伝の中で書いている。

 

【夫・三浦朱門との出会い】

曽野綾子は大学2年のとき、同人誌「新思潮」のメンバーとなり、夫となる三浦朱門と出会う。朱門が指定した初対面の待ち合わせ場所は、“新宿駅のホームのゴミ箱の横”。後に朱門は、「文学少女なんてブスに違いない。目立たないようにゴミ箱の横に立っていろと言った」と話している。しかし、そこに現れた綾子を見て、「ゴミ箱と並んで得をしたのは僕のほうだったかもしれない」と思ったとか。その後、結婚して一児をもうけ、二人は2017年に朱門がこの世を去るまで添い遂げた。

 

【白いスニーカー】

小説のリサーチのために山奥のダム工事現場をたびたび訪れていた作家の「私」は、あるとき、宿でひとりの中年女性と出会う。白いスニーカーを履いたその女性は、夫の三回忌もすんでようやくこうして旅に出てきたのだと言う。東京のサラリーマン家庭に育った彼女は、大学時代、サッカー部の花形だった上級生に一方的な恋をした。しかし、周囲は年頃の彼女にしきりに見合い結婚を勧める。そんなとき、彼女は一人の青年と出会う……。運命や因習に邪魔されながら生きてきた女性。白いスニーカーに込められた、彼女のたったひとつの願いとは?

 

 

【放送内容】

★4月17日(木)&24日 夜11:30~12:00

★作品:曽野綾子作「白いスニーカー」

★朗読:日本テレビアナウンサー・井田由美

 

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