ラジオ日本「わたしの図書室」では7月3日と10日の2週にわたり、アンデルセンの「絵のない絵本」を紹介します。
ひとりぼっちの貧しい絵描きに、夜ごと月が語って聞かせる世界中の不思議な物語。
絵描きはその話の数々を美しい絵に描いていく。めくるめくお話の玉手箱。
日本テレビアナウンサーの井田由美が、やさしく語りかけるように朗読します。
1805年、デンマーク・オーデンセの貧しい家に生まれたハンス・クリスチャン・アンデルセンは父親の影響で幼い頃から物語や人形劇に親しんで育った。14歳で役者を志し、コペンハーゲンに移り住む。貧困や孤独と闘い、挫折と出会いを繰り返しながら、30歳の時に初の長編小説「即興詩人」、そして最初の「童話集」を発表する。
アンデルセンはその後40年にわたり、「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「裸の王様」など、世界中で親しまれる約160編もの童話や小説、紀行文を書き残した。
また、アンデルセンは、小さな故郷の町を出て、ドイツ、イタリア、イングランドからギリシャ、トルコと、その生涯で実に29回、旅に出ている。今回、紹介する「絵のない絵本」は、そんな旅から生まれた物語だ。
生まれ故郷のデンマーク、オーデンセの町には、2021年、日本人の建築家・隈研吾の設計によりアンデルセン博物館がオープン。連日、世界から訪ねてくる観光客を楽しませ、子供たちの夢の学び場として人気を呼んでいる。
【放送内容】
7月3日(木)/7月10日(木) 夜11:30~12:00放送
作:アンデルセン 訳:矢崎源九郎 「絵のない絵本」
朗読:井田由美(日本テレビアナウンサー)
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