今年は終戦から80年の節目の年。どんな人の人生にも、大きな影響を及ぼした戦争。そのさまざまな悲劇を、歯を食いしばって耐えながら生きた市井の人々の姿を、文豪・永井荷風はどう描いたか?
短篇小説「にぎり飯」「噂ばなし」「買出し」「羊羹」。そして、荷風が、空襲のさなかも離さず持ち歩いた日記「断腸亭日乗」を紹介する。
朗読は、声優・羽佐間道夫と日本テレビ・アナウンサーの井田由美。
8月7日の放送では、終戦時、11歳だった羽佐間が、兄たちと一緒に屋根の上でB29が焼夷弾を落としていくのを見上げていた記憶を語り、戦争の悲惨さを伝える。
【紹介する作品】
8月7日(木)&8月14日(木) 「にぎり飯」 (朗読:羽佐間道夫+井田由美)
東京大空襲を背景に、ある男女の出会いを描いた作品
8月14日(木) 「噂ばなし」 (朗読:井田由美)
戦死したと思っていた夫が還って来た! そのとき妻は…
8月21日(木) 「買出し」 (朗読:井田由美)
戦後の食糧難。農村への買い出しの一場面を描く…
8月21日(木) 日記「断腸亭日乗」より (朗読:井田由美)
荷風の日記から東京大空襲の模様を読む…
8月28日(木) 「羊羹」 (朗読:羽佐間道夫+井田由美)
戦後、羽振りがよくなった男の心の落とし穴を衝く作品
【放送内容】
夜11:30~12:00放送
朗読:声優 羽佐間道夫/日本テレビ・アナウンサー 井田由美
★8月7日/14日 「羽佐間道夫の戦争体験談」「にぎり飯」「噂ばなし」
★8月21日 「買出し」「断腸亭日乗」
★8月28日 「羊羹」
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