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「Webデザイナーの給料って、正直いくらくらいなの?」
「年収が低いって聞くけど、本当なの?」
手に職をつけて働き方を変えたいと考えたとき、まず気になるのがこの2つではないでしょうか。
Webデザイナーの平均年収は、調査によって378万〜540万円と幅があります。正社員かフリーランスか、デザインだけを担当するのか設計や実装まで引き受けるのかで、給料は大きく変わる職種です。
本記事では、データで見る平均年収、働き方別の収入の実態、年収を上げる方法を順に解説します。未経験から目指すべきか判断する材料として、参考にしてみてください。
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Webデザイナーの年収は平均378万〜540万円
※図の数値:doda=2024年12月時点/求人ボックス=2026年9月2日更新/job tag=令和7年賃金構造基本統計調査(539.6万円を四捨五入して表示)
Webデザイナーの平均年収は、参照する調査によって378万〜540万円と開きがあります。数字がそろわないのは、集計している人の範囲が違うためです。転職サービスの登録者、求人票に書かれた金額、国の賃金統計では、対象になる働き方も年齢層も異なります。
まずは代表的な3つの数字を並べて、どれが自分の状況に近いかを確かめていきます。
調査データ別の平均年収
Webデザイナーの平均年収としてよく引用されるのは、次の3つです。
| 調査元 | 平均年収 | 数字の性質 |
|---|---|---|
| doda「平均年収ランキング」 | 378万円(2024年12月時点) | 転職サービス登録者の実際の年収 |
| 求人ボックス 給料ナビ | 460万円(2026年9月2日更新) | 掲載求人の給与水準の中央値 |
| job tag(職業情報提供サイト) | 539.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査) | 国の統計によるフルタイム勤務者の平均 |
dodaの378万円は、転職エージェントに登録した人の年収をもとにした数字です。登録者は20代・30代が中心のため、若い層の水準が反映されて低めに出ます。
※参照:doda|Webデザイナーの平均年収はいくら?
求人ボックスの460万円は、掲載中の求人から算出した給与水準の中央値です。平均値と違って一部の高年収者に引っ張られないため、「中央値を知りたい」という人にはこの数字が近くなります。
※参照:求人ボックス 給料ナビ|Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料
厚生労働省が運営するjob tagの539.6万円は、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした数字です。フルタイムで働く人だけを集計しているため、3つのなかではもっとも高く出ます。
※参照:job tag|Webデザイナー(Web制作会社)
転職者の実データは低め、求人票は中間、国の統計は高め。この順番を押さえておくと、どの記事の数字を見ても振り回されずに済みます。
※調査時期・集計対象により数値は変動します。
20代・30代・40代でどれくらい年収が違うか
Webデザイナーの年収は、年代が上がるにつれて着実に伸びていきます。
dodaの年代別データでは、20代341万円、30代407万円、40代433万円です。求人ボックスが厚生労働省「賃金構造基本統計調査」からまとめたデザイナー職の数値も同じ傾向です。20〜24歳290万円、30〜34歳409万円、40〜44歳516万円と、20年で200万円以上の差がつきます。
ただし、この伸びは全員に等しく訪れるものではありません。同じ40代でも、デザインだけを担当し続けた人と、設計や進行管理まで引き受けるようになった人とでは収入が離れます。年齢ではなく担当できる範囲が年収を決める、と考えておいてください。何をどう広げるかは、後半の「年収を上げる5つの方法」で解説します。
月収・手取り・初任給はどのくらいになるか
月単位に直すと、Webデザイナーの給料は実感しやすくなります。
求人ボックスによると、月給に換算した金額は38万円、初任給は25万円程度が相場です(2026年9月2日更新)。ここから所得税・住民税・社会保険料が引かれるため、口座に振り込まれる手取りは額面の75〜85%程度です。月給38万円なら、手取りはおよそ30万円になります。
アルバイト・パートとして時給で働く場合は、平均時給1,294円です。
※手取り額は扶養の有無やお住まいの自治体によって変わります。
日本全体の平均給与と比べて高いのか低いのか
日本の給与所得者全体の平均給与は478万円です(1年を通じて勤務した人の平均)。
※参照:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査
この478万円と並べると、Webデザイナーの立ち位置は使う調査で変わります。dodaの378万円で見れば、全体より100万円低い水準です。求人ボックスの460万円ならほぼ同水準で、job tagの539.6万円なら60万円ほど上回ります。
つまりWebデザイナーは、稼げない職種でも稼げる職種でもありません。働き方とスキルしだいで、全体平均の下にも上にも動く職種です。
関連職種と比べたWebデザイナーの年収
Webの制作職のなかで見ると、Webデザイナーは入口寄りの水準にあたります。設計や進行管理を担う職種へ進むと、年収は一段上がります。
| 職種 | 平均年収(令和7年賃金構造基本統計調査) |
|---|---|
| Webデザイナー | 539.6万円 |
| Webディレクター | 583.3万円 |
| UX/UIデザイナー | 578.5万円 |
| グラフィックデザイナー | 539.6万円 |
※参照:job tag Webデザイナー/Webディレクター/UX/UIデザイナー/グラフィックデザイナー
※グラフィックデザイナーはWebデザイナーと同じ統計区分のため、同じ数値が表示されます。
Webディレクターとの差は43.7万円、UX/UIデザイナーとの差は38.9万円です。どちらも「何を作るか」を決める側の仕事で、手を動かす工程より上流に位置します。コーディングまで担当できる人の単価が上がりやすいのも同じ理由です。
年収を上げる道は、上流へ近づくか、担当できる工程を増やすかの2つが有力な選択肢となります。具体的な進め方は後半で扱います。
働き方別に見るWebデザイナーの年収
同じWebデザイナーでも、正社員・派遣・フリーランス・副業では収入の仕組みがまったく違います。毎月決まった額が入る働き方もあれば、動いた分だけ増える働き方もあります。
国税庁の調査でも、正社員の平均給与545万円に対して正社員以外は206万円と、雇用形態で大きな差が出ています。ここでは4つの働き方を順番に見ていきます。
正社員の年収はおよそ380万〜540万円
もっとも収入が読みやすいのが正社員で、前章の3調査が示す378万〜540万円のレンジに収まります。
同じ正社員でも差がつくのが勤務先の規模です。求人ボックスが政府統計からまとめたデザイナー職のデータが、その差を示しています。従業員1,000人以上の企業が554万円、100〜999人が403万円で、その差は151万円にのぼります。
制作会社(受託)より、自社サービスをもつ事業会社(インハウス)のほうが待遇は安定しやすい傾向にあります。受託は低予算の案件を数多くこなす構造になりやすく、その分だけ人件費に上限が生まれるためです。転職先を選ぶ段階で、年収の天井はある程度決まると考えてください。
派遣・アルバイトの年収は時給と勤務日数しだい
時給で働く場合、Webデザイナーの単価そのものは低くありません。
求人ボックスによると、派遣社員の平均時給は1,887円、アルバイト・パートは1,294円です(2026年9月2日更新)。派遣で月160時間働けば月収は約30万円、年間では約362万円という計算になります。
一般的な事務職の時給と比べれば高い水準です。一方で、賞与や昇給がない契約が多く、正社員のように年収が積み上がる形にはなりません。実務経験を積む入口として選び、経験が貯まった時点で正社員やフリーランスへ移る人が多いのはこのためです。
フリーランスの年収は1000万円超からゼロまで幅がある
フリーランスは、収入の幅がもっとも大きい働き方です。年収1,000万円を超える人がいる一方で、案件が途切れて収入がほぼゼロになる月もあります。
フリーランス協会の調査に、年収の分布が出ています。年収400万円以上の人が49.5%、200万〜400万円未満が27.7%で、残る2割強は200万円に届いていません。「独立すれば儲かる」でも「フリーランスは食えない」でもなく、両方が同居しているのが実態です。
※参照:フリーランス協会|フリーランス白書2026
もうひとつ押さえておきたいのが手取りの考え方です。フリーランスの年収は売上に近い数字で、そこから所得税・住民税・国民健康保険料・国民年金保険料、パソコンやソフトの経費が引かれます。会社員の年収600万円とフリーランスの年収600万円では、手元に残る金額が一致しません。
副業・在宅の収入相場
会社員を続けながら始めるなら、副業がもっとも現実的な入り口です。
クラウドワークスの発注相場には、案件ごとの目安が載っています。バナー作成が1本5,000円〜、Webデザインが1ページ5万円〜、LP制作が1ページ10万円〜という水準です。バナーやパーツ制作のような小さい案件から始め、実績が増えるにつれてページ単位の仕事へ広げていく流れが一般的です。
※参照:クラウドワークス|発注相場
在宅で完結し、稼働時間を自分で決められる点も副業と相性がよい理由です。平日の夜と週末だけで月に数万円を上積みし、収入が安定してから独立を考える。この順番なら生活を崩さずに進められます。
Webデザイナーの年収が低いと言われる3つの理由

検索候補には「Webデザイナーはやめとけ」「稼げない」といった言葉が並びます。ただ、平均を押し下げているのは職種そのものではなく、「誰でも作れる範囲」の仕事です。
年収が低いと言われる理由は、次の3つに整理できます。
- 未経験でも参入しやすく人材の供給が多いから
- テンプレートやAIの普及で単純制作の単価が下がっているから
- スキルの幅によって収入の差が大きいから
理由がはっきりすれば、避け方も見えてきます。ひとつずつ見ていきましょう。
未経験でも参入しやすく人材の供給が多いから
Webデザイナーは、資格がなくても実務に入れる職種です。スクールや独学を経て毎年多くの人が参入し、簡単な修正やバナー制作といった作業には応募が集まります。
発注する側から見れば、同じ品質なら安いほうを選ぶ理由ができます。買い手が強い市場では、単価は上がりにくくなります。
とはいえ、これは仕事がないという意味ではありません。応募者が多い領域ほど、提案できる人とできない人の差がはっきり出ます。人が多い市場は、差がつきやすい市場でもあります。
テンプレートやAIの普及で単純制作の単価が下がっているから
「作るだけ」の作業は、道具の進化によって価格が下がりました。ノーコードツールやテンプレートを使えば、専門知識がなくても見栄えのするページが完成します。生成AIを使えば、バナーの案出しも短時間で終わります。
この流れは止まりません。テンプレートに画像を差し替えるだけの仕事は、今後も値下がりが続きます。
一方で、値崩れしていない仕事もあります。何を載せるかを決める設計、問い合わせを増やすための改善提案、クライアントの要望を整理して形にする工程です。ここには人が判断する部分が残っているため、価値が保たれています。年収の話は、この2つのどちらを担当しているかで変わってきます。
スキルの幅によって収入の差が大きいから
Webデザイナーは、同じ職種名のなかで収入の分布が広い仕事です。
求人ボックスが示す給与幅は320万〜879万円です。dodaの年収分布では、300万円未満が24.6%を占める一方で、1,000万円以上も0.8%存在します。平均が低く見えるのは、収入の低い層が広く分布しているためで、スキルのある層は平均をはるかに上回る金額を得ています。
差を生むのは対応範囲です。求人ボックスの条件別データがわかりやすい例です。「JavaScript」の条件がついた求人の平均年収は497万円で全体比8%増、「HTML」では481万円で5%増でした。デザインに加えて実装まで担えるかどうかが、そのまま金額に表れます。
それでもWebデザイナーを目指すべきか迷ったときの判断基準
判断の分かれ目は、担当したい範囲をどこに置くかです。
決められたテンプレートに沿って作業をこなす形で稼ぎたいなら、今後は厳しくなります。反対に、設計や集客まで学んで提供できる価値を広げていく意欲があるなら、目指す価値は十分にあります。前章のとおり、上流の仕事の単価は下がっていません。
向いているのは、次のような人です。
- 新しいツールや手法を学び続けられる人
- 手を動かしてものを作ることが好きな人
- 「自分が作りたいもの」より「見る人が使いやすいもの」を考えられる人
「やめとけ」という評価は、単純作業だけで生き残ろうとした場合の話だと捉えてください。次の章では、価値を広げる具体的な方法を紹介します。
Webデザイナーの年収を上げる5つの方法

年収アップの本質は、対応できる範囲を広げて単価の高い仕事へ移ることです。作業量を増やして稼ぐ発想では、体力の限界がそのまま収入の上限になります。
具体的な方法は次の5つです。
- UI/UXデザインやWebマーケティングのスキルを足す
- コーディング・プログラミングまで対応範囲を広げる
- Webディレクターなど上流工程へキャリアアップする
- 待遇のよい事業会社・インハウスへ転職する
- 本業のかたわら副業案件で稼ぎ口を増やす
ひとつずつ解説します。
UI/UXデザインやWebマーケティングのスキルを足す
単価が上がるのは、「見た目を作る人」から「成果に貢献する人」へ立ち位置が変わったときです。
デザインの美しさは発注者にとって評価が難しく、値段の根拠になりにくい要素です。一方、問い合わせ件数や売上といった数字で語れる提案は、金額を交渉する材料になります。ユーザーの行動を調べて導線を設計するUI/UXの知識、集客の仕組みを理解するWebマーケティングの知識は、そのための土台です。
dodaが紹介する転職事例に、Webデザイナーとして入社したあとWebディレクター、Webマーケターと経験を広げた人がいます。この人はUI/UXデザイナーへの転職で、年収60万円アップ(460万円→520万円)を実現しました。企画とマーケティングの知識がデザインの経験に加わった点が評価されています。
※参照:doda|Webデザイナーの平均年収はいくら?
コーディング・プログラミングまで対応範囲を広げる
実装まで自分で完結できる人は、発注側の手間を減らせます。
デザインとコーディングを別々の人に頼めば、指示や調整の工数が発生します。ひとりで完結できるなら、その分の予算をまとめて任せてもらえます。前章のとおり、JavaScriptの条件がついた求人の平均年収は497万円で、全体より8%高い水準です。
HTML・CSSから始めてJavaScriptへ進めば、その先にフロントエンドエンジニアという選択肢も見えてきます。デザインの素養をもったまま実装側へ回れる人は、採用市場でも数が限られます。
Webディレクターなど上流工程へキャリアアップする
制作の上流を担うと、年収の水準そのものが変わります。
job tagの数値では、Webディレクターの平均年収は583.3万円で、Webデザイナーより43.7万円高くなっています。企画を立て、予算とスケジュールを管理し、関係者をまとめる役割が評価される形です。
dodaの事例には、Webデザイナー歴5年でディレクター未経験だった人が登場します。課題に対する意図を論理的に説明できた点が評価され、Webディレクターへの転身で年収50万円アップを実現しました。日々の制作で「なぜこのデザインにしたのか」を言葉にする習慣が、そのまま準備になります。
企画側へ進んだ場合の年収は、広告プランナーの記事でも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
待遇のよい事業会社・インハウスへ転職する
同じスキルでも、働く場所を変えるだけで年収は動きます。
前章で触れたとおり、従業員1,000人以上の企業と100〜999人の企業では151万円の差があります。dodaの事例では、制作会社で年収300万円だった人がSaaS企業のインハウスデザイナーへ転職し、400万円へと100万円アップしています。
見分け方はシンプルです。求人票でデザイナーの在籍人数を確認し、面接でデザインの意思決定を誰がおこなっているかを聞いてみてください。デザイナーが提案する立場にある会社ほど、待遇にも反映されやすくなります。
本業のかたわら副業案件で稼ぎ口を増やす
転職を伴わずに収入を増やす方法もあります。在職のまま副業案件を受け、月数万円を上積みするやり方です。
収入が途切れないため、生活を守りながら実績を貯められる点が強みです。バナー1本5,000円からでも、継続して受注できれば年間では数十万円になります。ここで実績とクライアントが増えれば、フリーランスとしての独立も選択肢に入ります。
副業を認めていない会社もあるため、就業規則の確認だけは先に済ませておいてください。
転職で環境を変える場合、エージェント選びに不安がある人は次の記事もあわせて読んでみてください。
未経験からスタートしたWebデザイナーの年収
未経験からの1年目は、年収300万円前後からのスタートが現実的な線です。ここだけを見て「思ったより低い」と感じる人もいます。
ただし、差が開き始めるのは2〜3年目からです。時間軸で見ていきます。
未経験1年目の年収は300万円前後から
求人ボックスによると、Webデザイナーの初任給は25万円程度です(2026年9月2日更新)。単純に12か月で計算すると、年収は300万円前後になります。
この時期に年収の高さで会社を選ぶと、後で伸び悩みます。1年目に手に入れるべきものは、実務経験と作品です。制作の全工程に関われるか、先輩からフィードバックをもらえるか、任される案件の規模はどれくらいかを基準にしてください。
なお、目指す前に確認しておきたい点が3つあります。学習に必要な時間の目安、スクールや教材にかかる費用、そして求人の応募条件にポートフォリオの提出があるかどうかです。とくに3つ目は見落としやすく、作品がないと応募段階で選択肢が狭まります。
スキルと実績が貯まる2〜3年目から年収は上がり始める
2〜3年の実務経験は、転職市場での評価を大きく変えます。
job tagの年代別データが示すとおり、経験を積んだ層の年収は着実に上がっていきます。未経験可の求人では給与の幅が狭い一方、経験者向けの求人では担当できる工程に応じて金額が動くためです。
このとき武器になるのがポートフォリオです。何を作ったかだけでなく、どんな課題に対してどう考えて設計したかまで説明できる作品集は、転職でも単価交渉でも通用します。1年目から案件ごとに意図を記録しておくと、後からまとめる手間が減ります。作品集の作り方は、次の記事にまとめました。
【関連記事】
Webデザイナーのポートフォリオ
独学よりスクールのほうが挫折せずに最短距離で進みやすい
学習方法で検索すると、「独学 何ヶ月」「挫折率」といった言葉が並びます。それだけ途中でつまずく人が多いということです。
独学がうまくいかない原因の多くは、教材選びとエラー解決に時間を取られる点にあります。何を学べばよいかの順番が決まっていて、わからない部分をその場で質問できる環境があれば、この2つは解消できます。Webデザインスクールに通う人が求めているのも、まさにこの環境です。
たとえばWinスクールのように、講師が一人ひとりの理解度を見ながら進める個別指導の形をとっているところもあります。学び方の選択肢として知っておくと、独学に行き詰まったときの逃げ道になります。
AIの普及でWebデザイナーの年収は下がるのか
生成AIの登場で、「作るだけ」の仕事が減るのは確実です。一方で、AIを使いこなして提案まで担う人の需要はむしろ増えています。年収が下がる人と上がる人に分かれる、というのが正確な見方です。
単価が下がるのは、バナーの量産、テンプレートへの画像差し替え、指示どおりのコーディングといった作業です。指示が明確で正解がひとつに決まる仕事は、AIが得意とする領域と重なります。
反対に価値が上がるのは、何を作るかを決める仕事です。事業の課題を聞き取り、ターゲットに合わせて情報を並べ替え、公開後の数字を見て改善する工程は、判断の連続で成り立っています。AIに指示を出す側に回れるかどうかが、この先の分かれ目です。
IT分野の人材需要そのものは伸び続けています。経済産業省の試算では、2030年に最大で約79万人のIT人材が不足するとされました。仕事の中身は変わっても、Web制作に関わる人手が余る状況にはなっていません。
※参照:経済産業省|IT人材需給に関する調査(概要)
「AIに仕事を奪われるか」という問いへの答えは、担当している仕事の種類しだいです。作業を奪われる前に、判断する側へ移る準備を始めてください。
未経験でWebデザイナーを目指すなら「Winスクール」
ここまで書いてきたとおり、Webデザイナーの年収はスキルの掛け算で上がります。そのためには、最初の学習環境をどう選ぶかが出発点になります。
Winスクールは、プロ講師による個別指導でWebデザインを学べるスクールです。公式サイトによると、受講生の90%以上が未経験からのスタートです。就職率は96%で、うち業界就職率は90%以上と公表されています。Webクリエイター能力認定試験などクリエイター系資格の一発合格率は93%です。北海道から鹿児島まで全国に教室があり、教室と同じ形式のオンライン個別指導も選べます。
コースは目的別に分かれています。未経験から就職・転職を目指す人が選ぶのは「Webデザイン・Webプログラミングコース」です。在宅で仕事を受けたい人向けには「副業デザイナー・フリーランスコース」も用意されています。事務職から働き方を変えたい人が入口を選べる構成です。ポートフォリオの制作サポートがある点も、応募条件で作品を求められる転職活動と噛み合います。
費用面では給付制度を使えます。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象コースなら、受講料の最大70%(上限56万円)が支給されます。内訳は2段階です。受講を修了した時点で受講料の50%(上限40万円)が支給されます。さらにWinスクールの紹介(職業紹介)で転職し、1年以上継続して就業した場合に20%(上限16万円)が加算されます。
利用にあたっては、次の要件を満たす必要があります。
- 個別相談会(初回面談)の時点で就業中であること(正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・パートを含む。離職中の方、個人事業主・公務員の方は対象外)
- 雇用主の変更を伴う転職を目指していること(今の職場でのスキルアップが目的の方は対象外)
- 2027年3月末までに受講を修了すること
なお、この制度に雇用保険の加入は不要です。雇用保険の加入期間が要件になるのは、別制度の教育訓練給付制度です。
※参照:Winスクール|給付金・補助金制度ガイド
※参照:経済産業省|リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(転職をご検討の方)
まずは無料カウンセリングで、自分に合うコースと使える給付制度を確認するところから始めてみてください。
※料金・給付内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
Webデザイナーの年収に関するQ&A
働き方や地域による差、資格の効果など、Webデザイナーの年収で気になりやすい5つの疑問に答えます。
- Webデザイナーは一生続けられる仕事ですか?
- グラフィックデザイナーとWebデザイナーはどっちが稼げますか?
- 女性のWebデザイナーはどのくらい稼いでいますか?
- 東京と地方でWebデザイナーの年収に差はありますか?
- 資格を取るとWebデザイナーの年収は上がりますか?
- Webデザイナーは一生続けられる仕事ですか?
-
年齢で区切られる仕事ではなく、スキルを更新し続けられるかどうかが分かれ目です。
job tagによると、Webデザイナーの就業者は全国で約20万1,100人、平均年齢は39.1歳です。求人ボックスがまとめた政府統計のデザイナー職では、50〜54歳の平均年収が581万円と、どの年代よりも高くなっています。長く続けている人の多くは、ディレクターやアートディレクターとして上流を担うか、フリーランスとして専門領域を絞るかのどちらかを選んでいます。
- グラフィックデザイナーとWebデザイナーはどっちが稼げますか?
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平均年収は近く、求人数ではWebデザイナーが上回ります。
求人ボックスの正社員の平均年収は、Webデザイナーが460万円、グラフィックデザイナーが477万円です。金額はグラフィックデザイナーがやや高い水準です。一方で、掲載求人数はWebデザイナーの99,394件に対し、グラフィックデザイナーは38,360件でした。2.5倍以上の差があります(いずれも2026年9月時点)。仕事の選びやすさで考えるなら、Web系のほうが選択肢は多くなります。
※参照:求人ボックス 給料ナビ|グラフィックデザイナーの仕事の年収・時給・給料
- 女性のWebデザイナーはどのくらい稼いでいますか?
-
求人ボックスがまとめた政府統計のデザイナー職の女性データでは、25〜29歳338万円、30〜34歳380万円、40〜44歳416万円です。同年代の男性(それぞれ362万円・431万円・556万円)と比べると差があり、年代が上がるほど開きます。
差の背景には、出産・育児で働き方を変える人が多い事情があります。裏を返せば、在宅勤務や時短勤務と組み合わせやすく、ブランクの後も復帰しやすい職種です。実務経験とポートフォリオが残っていれば、正社員に戻る道も副業から再開する道も選べます。
- 東京と地方でWebデザイナーの年収に差はありますか?
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差はあります。求人ボックスの都道府県別データでは、神奈川県が463万円、東京都が460万円と高い水準です。もっとも低い新潟県は343万円で、その差は121万円になります。
ただし、この差は縮めやすくなっています。在宅・リモート勤務の求人やクラウドソーシングの案件を選べば、地方に住みながら都市部の企業や案件から報酬を受け取れます。住む場所より、どこの仕事を受けるかで金額が決まる職種です。
- 資格を取るとWebデザイナーの年収は上がりますか?
-
資格の取得だけで年収が上がることはほとんどありません。採用でも単価交渉でも、評価の中心はポートフォリオと実務経験です。
ただし、未経験者にとっては別の価値があります。ウェブデザイン技能検定(国家検定)やWebクリエイター能力認定試験は、学習量を客観的に示す材料です。応募先に「基礎は身についている」と伝えられるため、実務経験がない段階では書類選考の後押しになります。
Webデザイナーの年収はスキルの掛け算で上げられる
Webデザイナーの平均年収は、調査によって378万〜540万円と幅があります。正社員・派遣・フリーランス・副業では収入の仕組みが違い、同じ職種名でも手元に残る金額は変わります。年収が低いと言われる理由は3つでした。未経験者の参入が多いこと、テンプレートやAIで単純な制作の単価が下がっていること、スキルの幅で差がつくことです。
裏返せば、対応できる範囲を広げれば年収は上げられます。UI/UXやマーケティングを足す、実装まで引き受ける、上流工程へ移る、待遇のよい会社を選ぶ、副業で稼ぎ口を増やす。どれも今日から準備を始められる方法です。
未経験から始めるなら、最初の1年で実務経験と作品を貯めることに集中してください。年収が動き始めるのはその後です。そして学習でつまずく人の多くは、教材選びと質問できる相手がいないところで止まります。ここを先に解決しておけば、遠回りをせずに済みます。
次の一歩は、学習環境を整えることです。Winスクールの無料カウンセリングでは、コース内容と使える給付制度を無料で相談できます。