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「カメラマンって実際どのくらい稼げるの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
好きな写真を仕事にしたい気持ちがある一方で、「年収が低かったらどうしよう」「本当に生活していけるのか」という不安から、なかなか一歩を踏み出せない人もいらっしゃるはずです。
本記事では、公的データをもとにした年収相場やカメラマンになるための方法、必要な資格までキャリア選択に必要な情報を解説します。記事を最後まで読んで、カメラマンの働き方や収入の実態が自分の希望に合っているかご確認ください。
なお、自分に合った仕事や働き方を知りたい人には、転職エージェントを利用する選択肢もあります。リクルートエージェントでは、キャリアアドバイザーから自身の強みや適性を踏まえた求人の提案を受けられるため、興味がある人は利用を検討してみてください。
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選択ラボ編集部
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株式会社ナチュラルパラドクス代表取締役・プロデューサー
大分県別府市生まれ。総合人材企業インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒入社し、法人営業として採用支援に従事。
入社4年目で全社員約3,600名から選出される全社MVPを受賞後、社内で映像制作部門を立ち上げる。
2010年に独立し、2012年に株式会社ナチュラルパラドクスを設立。人材・映像制作の両分野で培った経験を活かし、企業や組織の映像制作・プロデュースを手がける。
ACCやTCC新人賞など国内外のアワード受賞作品を多数プロデュースし、近年はFODドラマ制作や、映像クリエイター向け転職支援サービス「Vookキャリア」の立ち上げにも携わる。
カメラマンの平均年収はいくら?
厚生労働省の統計データによると、カメラマンの平均年収は492.2万円(時給換算で2,385円、平均年齢は39.8歳)です。
※参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)|商業カメラマン
一方、求人サイト「求人ボックス」の集計では、正社員カメラマンの平均年収は420万円とされています。
※参考:求人ボックス給料ナビ|カメラマンの仕事の平均年収
数値に差があるのは、集計対象や職種の範囲が異なるためだと考えられます。実際の年収は、雇用形態や経験年数、専門とするジャンルによっても変動するため、あくまで目安として捉えておきましょう。
【雇用形態別】カメラマンの年収の違い
カメラマンは、企業に所属する会社員と案件ごとに契約するフリーランスで年収の性質が大きく異なります。ここでは、それぞれの年収の違いを見ていきましょう。
会社員(社員カメラマン)の年収
企業やスタジオに所属する会社員カメラマンは、月給制で収入が安定しているのが特徴です。フリーランスのように案件ごとの収入の波がなく、毎月一定の給与が保証されるため、経済的な見通しを立てやすい働き方です。
年収は経験年数に応じて緩やかに上昇していく傾向があり、新人のうちはアシスタント的な業務も多く抑えめの水準からスタートします。その後、実務経験を積むにつれて、徐々に年収が上がっていくのが通常です。
ただし、フリーランスと比べると年収の上限は低めに設定されている傾向です。大きく稼ぐというよりも、安定した生活基盤を築きながら技術を磨きたい人に向いています。
テレビ局ではカメラマンは正社員として採用されるケースが多い一方、制作会社や撮影技術会社では、正社員に加えて契約社員や派遣社員、業務委託などさまざまな雇用形態があります。また、経験を積んだ後にフリーランスへ転向する人も少なくありません。そのため、まず会社員として現場経験や技術を身につけ、その後に独立するというキャリアパスも一般的です。
フリーランスカメラマンの年収
フリーランスカメラマンは、案件ごとにギャラを受け取る働き方のため、収入が個人のスキルや実績、案件獲得力によって大きく変動します。会社員のような固定給がない分、実力次第で会社員以上の年収を得ることも可能ですが、仕事が途切れれば収入が落ち込むリスクも伴います。
厚生労働省のデータによると、カメラマンのうち自営・フリーランスとして働く人が85.5%と大半を占めているのが現状です。
※参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)|商業カメラマン
フリーランスカメラマンの場合、特に結婚式や広告撮影など専門ジャンルに特化して実績を積んだ人ほど、単価の高い案件を獲得しやすい傾向にあります。一方で、独立初期は案件数が安定せず、会社員時代より収入が下がるケースも珍しくありません。
フリーランスとして安定した収入を得るには、技術力に加えて営業力やクライアントとの関係構築力も重要です。
カメラマンで年収1,000万円は可能?トップ層の実態
フリーランスとして経験を積んだ一部のカメラマンは、年収1,000万円を超えるケースもあります。例えば、トップ層に該当するのは以下のような人です。
- 広告撮影や映画・ドラマ撮影の分野で独自の作風や専門分野を確立した人
- 映像の撮影だけではなく、ドローンや写真の撮影技術も高い人
- 撮影だけでなく照明、ライブ配信、ライター、編集業務なども兼務し複数の収入源を持つ人
- 特定のジャンルに特化して信頼と実績を積み重ねた人
- 大手企業から継続的に依頼を受ける人
ただし、年収1,000万円は誰もが簡単に到達できる水準ではありません。個性的な作風やハイレベルな技術力、安定したクライアント基盤といった複数の条件が揃って初めて実現するものです。
あくまでもトップ層の実態として捉え、カメラマンは年収の幅が大きい職種であると認識しておきましょう。
経験年数・年齢別のカメラマンの年収の違い
カメラマンの年収は、キャリアによっても変化します。修行期から独立初期、年齢を重ねたあとまで、カメラマンの年収がどのように推移していくのか解説するので、ぜひ参考にしてください。
修行・アシスタント期の年収
カメラマンとしてのキャリアは、多くの場合アシスタントとしての修行期からスタートします。未経験〜数年目にかけては、年収200万円前後にとどまるケースも珍しくありません。
仕事を始めたばかりの時期は、収入よりも撮影技術や機材の扱い、現場での立ち回りといった実務経験を積むことが優先される期間です。将来的にフリーランスとして独立する場合も、会社員として経験を積む場合も、下積み期間はその後のキャリアに影響します。
独立初期(フリーランス転向後)の年収
アシスタント期間を経てフリーランスとして独立した直後は、案件を安定的に受注しづらい時期です。まだクライアントとの実績や信頼関係が十分に築けていないためです。案件が続かず、会社員時代よりも一時的に収入が下がってしまうケースも珍しくありません。
しかし、実績を積み重ねて専門性や作風を確立していけば、徐々に案件の単価や依頼数が増え、収入が伸びていく可能性があります。独立初期は収入が不安定になることを前提に、生活資金を準備しておくことが重要です。
また独立する前から、独立後の見込み顧客や案件の見通しが立っている状態をつくることも重要です。
年齢別に見る年収の違い
カメラマンの年収は、年齢が上がるほど上昇していく傾向があります。経験を重ねることで撮影技術や対応力が高まり、より単価の高い案件を任されやすくなるためです。以下は、厚生労働省による商業カメラマンの年代別の年収データです。
| 年代 | 年収 |
|---|---|
| ~19歳 | 254.77万円 |
| 20~24歳 | 367.4万円 |
| 25~29歳 | 397.69万円 |
| 30~34歳 | 429.45万円 |
| 35~39歳 | 483.11万円 |
| 40~44歳 | 591.34万円 |
| 45~49歳 | 586.75万円 |
| 50~54歳 | 639.91万円 |
| 55~59歳 | 603.23万円 |
| 60~64歳 | 350.37万円 |
| 65~69歳 | 385.85万円 |
| 70歳~ | 376.56万円 |
※参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)|商業カメラマン
上記からわかるように、50~54歳までは年齢とともに年収が増えていく傾向にあります。
ジャンル別のカメラマンの年収の違い
カメラマンは撮影対象によって収入の水準や仕組みが大きく異なります。
テレビの映像カメラマンの場合、勤務先によって差が顕著です。例えば、キー局所属では年収600〜700万円程度、地方局では500〜600万円程度が目安とされ、番組制作会社ではもう少し水準が下がるとされています。
広告や映画・ドラマなどの撮影現場では、経験や実績を重ねることで撮影監督(DOP)として活躍する道もあります。フリーランスとして第一線で活躍する撮影監督の中には年収1,000万円を超えるような高収入を得る人もいますが、収入は実績によって大きく異なります。一方、カメラオペレーターやアシスタントは、経験を積みながらキャリアアップを目指していくケースが一般的です。
写真館やフォトスタジオに勤務するスタジオカメラマン、結婚式場をメインに担当するカメラマンは、比較的安定した雇用形態が多い一方、年収は300〜400万円台が目安とされています。テレビの映像カメラマンと比べるとやや低めの水準だとされています。
一方、風景・自然を専門とするカメラマンは、企業からの継続的な依頼というよりも作品そのものに買い手がつくことで収入を得るかたちです。そのため収入の波が大きく、これだけで生計を立てられる人はごく一部にとどまるケースが一般的だとされています。
副業カメラマンは稼げる?収入の目安
本業を持ちながら副業でカメラマンとして活動する人も一定数います。カメラマンはそもそも必須の資格がない職業であり、本業を続けつつ技術と実績を積み、少しずつ活動の幅を広げていきやすいのが特徴です。以下のように、副業カメラマンとしてさまざまな方法で活動できます。
- SNSでの作品発信から依頼を待つ
- マッチングサイトに登録して個人撮影を請け負う
- 出張撮影サービスに登録する
- 撮影した写真をストックフォトとして販売する など
収入は月数万円規模にとどまることが多く、いきなり大きく稼げるわけではありません。しかし、副業カメラマンは本業を続けながらリスクを抑えて経験を積める点が魅力です。将来的に本業化を目指す場合も、まずは副業として実績とポートフォリオを積み上げていくのが現実的な進め方といえます。
副業として実績とポートフォリオを積み上げていくには、以下より撮影スキルを体系的に学べる講座を活用する方法もあります。
カメラマンになるには?

カメラマンになるルートは、以下のように一つではありません。
- 独学で技術を磨きポートフォリオで実績をアピールする
- 専門学校や大学で基礎から学ぶ
- フォトスタジオなどでアシスタントとして経験を積む など
それぞれのルートで技術の習得スピードや実践力の身につき方が異なるため、自分のペースや目指す分野に合わせて選ぶことが大切です。ただし、どのルートを選んでも、学ぶだけで終わらせず実績を積み重ねていく姿勢が欠かせません。
自分に合ったキャリアパスがどのようなものなのか、転職エージェントを利用してサポートを受けてみるのも方法の一つです。
カメラマンに必要な資格・スキル
カメラマンとして働くうえで、必須の資格はありません。しかし、取得しておくと有利になる資格や、実務で求められる代表的なスキルがあります。以下で、詳しく見ていきましょう。
カメラマンに必要な資格
カメラマンになるために必須の国家資格はありません。ただし、取得しておくことでクライアントへの信頼感や、就職・転職時の評価につながる資格は存在します。
代表的なものが「写真技能士」です。厚生労働省が定める技能検定で、主にポートレート撮影に関する知識・技術が問われ、1級から3級までの区分があります。また、写真の修整・編集で使うPhotoshopのスキルを証明する「Photoshop®クリエイター能力認定試験」も、実務に直結するとして評価につながりやすい資格です。
資格がなくても活躍しているカメラマンは多くいますが、体系的にスキルを身につけたい場合は、複数の講座を比較できるサービスの活用も一つの方法です。
カメラマンに必要なスキル
カメラマンには、撮影に直結する技術面のスキルに加え、案件を継続的に獲得・維持するための対人スキルも求められます。
まず必要とされるのが、撮影技術です。カメラの扱いはもちろん、構図やカラーバランス、被写体の特性を理解する知識が写真の完成度を大きく左右します。また、一瞬のシャッターチャンスを逃さないための忍耐力・体力も欠かせません。撮影後には、トリミングや色調整などの編集スキルも必要です。
技術面だけでなく、クライアントやモデルとのコミュニケーション能力も重要です。仕上がりのクオリティを上げるには、要望を的確に汲み取り、被写体の魅力を引き出す力が求められます。
カメラマンに向いている人の特徴
カメラマンに向いている人の特徴として、主に以下が挙げられます。
- 映像・写真への情熱を持ち続けられる
- コミュニケーション能力が高い
- 集中力がある
- 忍耐力・精神力がある
- 観察力に優れている
- 芸術的なセンスがある
- 技術面の向上心がある
- 体力に自信がある
- 好奇心がある
特にフリーランスの場合は収入が不安定になるケースも少なくありません。そのため、技術力以上にこれらの資質がカメラマンを長く続けられるかどうかを左右するといえます。ただし、すべてを兼ね備えている必要はなく、自分の得意な部分を伸ばしていく姿勢が大切です。
ここまでの特徴に当てはまる人ほど、カメラマンとして長く活躍しやすい傾向にあります。自分に向いていると感じた人は、以下のページより実際にどんな求人があるのか探してみるのも一つの方法です。
カメラマンとして年収を上げるためのポイント

カメラマンとして年収を上げるには、いくつかのアプローチが考えられます。まず基本となるのが、撮影・編集スキルの向上です。技術力を磨けば、クライアントからの信頼を得やすくなり、単価アップも期待できます。
次に効果的なのが、ポートフォリオの充実です。実績を可視化できれば、クライアントからの信頼獲得や新規案件の獲得につながります。SNS、特にInstagramを自身のポートフォリオとして活用しているクリエイターも多く、SNS経由で仕事を獲得しているカメラマンも増えています。
また、特定のジャンルに特化して専門性を高めることも、単価アップの近道です。得意分野を明確にすることで、その分野での指名依頼を受けやすくなる可能性があります。
カメラマンの年収や仕事に関するQ&A
- カメラマンには未経験でもなれますか?
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未経験からでもカメラマンを目指すことは十分可能です。実際に、入職にあたって学歴や資格が必須とされることは少なく、専門学校で学んだ人だけでなく、独学で技術を身につけた人も活躍しています。
代表的なルートは、フォトスタジオや制作会社でアシスタントとして経験を積みながら実務を学ぶ方法です。また、体系的に基礎から学びたい場合は、複数の講座を比較できるサービスを活用する方法もあります。
- カメラマンはきつい・大変な仕事ですか?
-
カメラマンは体力的・精神的に大変な面がある仕事です。長時間の撮影やロケでの移動、重い機材の運搬などにより、勤務時間や休日は不規則になりがちです。
また、下積み期間は収入が低く、経済的な負担を感じる人も少なくありません。とくに映像分野では、撮影スケジュールの都合で早朝・深夜の対応が求められることもあり、体力面での厳しさを感じる人もいます。
映像制作の現場でのリアルな実態については、以下の記事もあわせてご覧ください。
- カメラマンはフリーランスでも食べていけますか?
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収入の波はありますが、実績次第で生計を立てることは可能です。フリーランスカメラマンは案件ごとのギャラ制のため、独立初期は収入が不安定になりやすい傾向にあります。
しかし、専門分野を確立し継続的な依頼を受けられるようになれば、会社員以上の収入を得ている人も少なくありません。
厚生労働省のデータでも、カメラマンの自営・フリーランスの比率は85.5%と大半を占めており、業界内で主流の働き方であることがわかります。収入が不安定になる可能性があることを理解し、副業から始める、貯金をしっかりしておくなど準備を万全にする姿勢が大切です。
カメラマンの年収は働き方次第!自分に合う道を見つけよう
カメラマンの年収は雇用形態や経験年数、専門とするジャンルによって大きく変わります。会社員として安定を取るか、フリーランスとして収入の伸びしろに賭けるか、どちらが正解ということはありません。
大切なのは、自分の性格やライフスタイルに合った働き方を選び、技術と実績を地道に積み重ねていくことです。まずは転職エージェントを利用して自分の市場価値を知ることから始めてみるのも、一つの方法です。
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