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ラジオ日本

東洋大学 酒井俊幸監督

  • 前回大会を振り返って

前回で11年連続3位以内が途切れた。前回は凸凹した駅伝になってしまい、東洋の本来目指す安定した走りができなかった。前回は選手層が薄く、個人の力が非常に高い選手と、そこまで押し上げられなかった選手がはっきりしてしまった。

  • スローガン

今回も『その1秒をけずりだせ』。また2020年度チームテーマは『回帰と挑戦』。前回大会のリベンジを果たす為、学生達が自ら出したテーマ。また『自律と自立』も今年度の個々のテーマ。単独でも行える力を養う事、またコロナ禍で全員練習できない中、逆境を力に変えようとテーマに掲げてきた。

  • この1年について

前回大会の反省をふまえ、思い切った東洋大学を作り直したいと思った1年。まずは全員キーマンの認識を持ってミーティングを行ってきた。

コロナで4月に寮を閉鎖、段階的にほぼ全員寮を離れた。現時点でも寮の密を下げるために寮でトレーニングの者と自宅で練習組と2つに分けている。第3波が来る前に大学と協議をして自宅待機させた学生もいる。

シーズン前半は皆離れて練習をしていたが、ネットワークをしっかりし、コミュニケーションを密にして中間層に厚みを持たせることができた。だからこそ2年生に厚みが出て、下級生で8人エントリー。箱根の10人に入れる力をつけてきている。新戦力も力をつけた、若い力を信じたい。

  • 予選会・全日本

全日本大学駅伝では、若くて新しい力を前半に起用しとても頑張ってくれて非常に収穫があった。若い力を箱根に持って行こうと思った。その後はロードの適正を磨きたいとも思ったが、ロードの大会は全て中止。ただ練習では、ハーフ1時間2分で走る下級生も出てきて、箱根への手応えは掴めてきた。

  • チームの特徴、良さ

前回大会は誰を入れていくかで迷ったが、逆に今回は誰を外すかで迷うチームになった。入れたいけれども、外すしかない様な選手がいる。トレーニングができている学生でも、メンバーに入れなかった学生もいる。4年生田中は往路優勝のテープも切っているし、4年生だからこその想いもあったが、そこは平等な選考基準にした。田中だけでなく、鈴木・及川の経験者でもエントリーできなかった。相澤の穴は大きな戦力ダウンではあるが、箱根駅伝での選手の真の力を信じたい。

  • 97回大会について(展望・目標)

優勝争いに返り咲くために往路で遅れてしまうと、今の箱根駅伝は高いレベルなので復路で巻き返しは不可能。1区はこれまで様子見もあったが、今は高速化。往路序盤から速い流れだろう。まずはスピード化が求められる。しっかり出遅れずに流れに乗れたい、5区は経験者・宮下がいるのである程度強みでもあるし、課題の復路にある程度の自信を持たせたい。

  • その他(キーマン・選手評価)

西山(4年)…日本選手権に出たのは、ずっとトップレベルで行ってきてその継続の1つ。2・3年生の時も入賞している。東京オリンピックの選考レースに出るのは学生から世界へという東洋大学の狙い。本人も出場を望んでいた。結果として相澤が優勝、速い展開のレースを経験でき、箱根駅伝や今後の競技に繋がる。

吉川(4年)…前回は本来の調子からは遠かった。かなり復調してきている。全日本は出ていないが、昨年より練習は充実。トラックは出場していないが、自己ベストを出せる調子ではある。ロード向き。箱根駅伝では区間賞を獲得していない。是非今回こその思いが本人にも私にもある。

宮下(3年)…5区で2年連続区間賞となると、柏原以来になる、狙って区間賞を目指して欲しい。

松山(1年)…箱根駅伝でのエントリー出身校では学法石川が最多。是非松山が存在感を示してほしい。高校の先輩の相沢は1年生の時は箱根を走っていない、松山が走ることで相沢の後を追って将来のエースとなる走りをして欲しい。

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